こんにちは、はりじろー(@kachilogy)です。
ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチ、ベンジャミングレアム・・・・。歴史に残るような伝説の名投資家の考え方や手法を学べる本は多数出ています。
この本、伝説の名投資家12人に学ぶ儲けの鉄則の素晴らしい点は、そうした伝説的な投資家12人の考え方や手法のエッセンスを一冊で学べてしまうところ。
特に株式投資初心者の方、中級者の方におすすめの本なのでご紹介します。
Contents
著者の小泉秀季さんの紹介
本書の著者小泉秀季さんは旧日興証券出身の株式・金融ライター。マネー雑誌「ダイヤモンドZai」での執筆の他、書籍を複数出しています。もちろんご自身も個人投資家ですし、投資家として成功している方。僕自身は株式投資スクールで10年ほど前にこの方に株式投資を教わりました。
本書はマネー雑誌「ダイヤモンドZai」の創刊時から5年間連載していた「名投資家に学ぶ株の鉄則!」をベースに加筆・改訂して書かれたものです。
リスクとリターンを比べて「明らかに有利な投資」をする
本書のエッセンスを突き詰めると、リスクとリターンを比べて明らかに有利な投資をするべきだ、ということです。さらに言えば、明らかに有利な投資以外は避けるべき、見送るべき、ということです。
もう少し具体的に言いかえれば、株で儲けるための究極的な原則は、「成長性のある企業を超割安な水準で買う」ということに尽きるということ。
とは言え、その具体的な「手法」がわかりませんよね?
そこで本書では、伝説的な投資家12人の考え方や手法を解説しながら、成長性のある企業の見極め方、割安な水準の考え方、買うタイミング、リスク管理などを、学ぶことができます。
伝説的な投資家12人はそれぞれ具体的な手法は違うものの、やはり根底にある考え方などで共通点があり、非常に参考になります。
なんと言っても、伝説的な投資家12人の手法や考え方を一冊の本で学べるというのが非常に魅力!しかも、その手法や考え方に関する解説が非常にわかりやすいです!
特に自分が理想としたい投資家に出会える
一人の投資家の手法や考え方に絞った本だと、その手法や考え方は深く学べますが、その投資家の投資スタンスや手法しか学べませんよね。
逆に、この本のように12人の投資家について紹介してくれていれば、広く浅くにはなりますが、比較することができますよね。
12人の投資家それぞれ、やはり投資スタンスに違いがあります。
その中で、自分はどの投資家のスタンスがしっくりくるのか。どの投資家の考え方に共感できるのか。そんなことがこの本を通じてわかってきたりします。
そんな、自分が特に理想としたい投資家に出会える一冊です。
株式投資で成功するための5原則
12人の名投資家それぞれの考え方や手法を一通り解説した後、最後に「株式投資で成功するための5原則」がまとめてあります。
これが非常にシンプルで実践的なんですよ。
この株式投資で成功するための5つの原則は、12人の名投資家の投資手法やスタンスを横断的に見て、著者の小泉秀季さんがまとめたものです。
日本株で個人投資家が成功するためにはどんなことが大切なのか?ということをシンプルな5つの原則にまとめてくれています。おそらくはご自身の投資経験も交えて考えたものだと思います。
株式投資で成功するための5原則を、項目だけ挙げると、
- 損失と利益の比率の有利なものに投資する
- バリューを考え、上昇余地の大きな株に投資する
- 成長性を考える
- 安易な逆張りは避け、何回かに分けて買う
- 1銘柄への投入金額は資金の20%までにして、ダメなら速やかに損切りする
の5つです。
具体的な中身はぜひ本書を読んでみてくださいね!
まとめ
株式投資に関する本は本当にたくさん出ていますが、何か一つの手法を深く掘り下げたり、誰か一人の投資家の手法や考え方に関しての本がほとんどですよね。
繰り返しお伝えしていますが、本書は、伝説の名投資家12人の手法や考え方を横断的に知れて、そのエッセンスを学べる良書です。そして最後にまとめてある「株式投資で成功するための5つの原則」はシンプルで、強力で、実践的なものです。
初心者から中級者の個人投資家にはぜひ読んでいただきたい、おすすめの一冊です。
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