「小さな経済圏で生きる」というこれからの幸せな生き方。「お金が全て」の先にあるもの。

女性と犬の画像

こんにちは、はりじろー(@kachilogy)です。

これからの社会において、お金ってどういう意味を持つんだろう。
幸せに働くってどういうことなんだろう。

僕は時々こんなことを考えているし、きっと同じように考えている人も多いと思います。

戦後の驚異的な経済成長、そして本当につい最近まで、「歯をくいしばって働けば報われる」「日本も会社も成長して、そして自分の給料も上がっていく」という時代でした。

僕は今この記事を書いている時点で45歳ですが、まさにこの辺の年代までは少なくとも「良い大学を出て良い会社に入る」というのが幸せと安定の王道と信じられていた時代だと思います。そんな感じで僕もそのようなルートを辿ったわけです。

ところが世の中は大きく変わっていきましたね。

なんと言ってもインターネットの急速な発達、デジタル化により、本当にここ10年くらいで世界は一変しました。

ネットを使えば、誰でも世界を相手にビジネスをすることだって可能になりました。

そして、そうした環境を武器に、成功する人たちも沢山出ました。

ですが、全体としては、日本国内では少子高齢化が進み、現役世代の負担は大きくなる一方です。

そして、右肩上がりに給料が上がる時代も終わりました。

まあ、元から僕らサラリーマンがお金持ちになる方法は実は限られていましたが

コインが階段状に重なっている

とはいえ、いよいよ、「あれ? 歯を食いしばって働いても報われないじゃん。」

多くの人がそんな風に感じている時代ですよね。

大企業に入ってもそんな感じです。

「小さな経済圏で生きる」というこれからの幸せな生き方

本書はこうした今の時代の位置付けを踏まえた上で、これからは「小さな経済圏で生きる」ことが幸せな生き方に繋がるのではないかと述べています。

グローバル社会、商業主義といったこれまでの仕組みを「大きな経済圏」とするならば、個人レベルでつながりを持ち、助け合うコミュニティを「小さな経済圏」と呼んでいます。

詳しくは本書を読んでいただければと思いますが、「小さな経済圏」の考え方がわかる一例は、クラウドファンディングです。

そう、例えば誰かが「こんなことをやりたい」と発信したら、それに賛同した人、共感した人が、応援するためにお金を出したりすること。

そんな風に「なめらかなお金がめぐる社会」がこれからの幸せな社会のあり方なんじゃないか、ということを本書では述べています。

「お金が全てという世の中の先にあるもの」って何だろう

著者の家入一真氏はかつて株式会社paperboy&coを創業して、JASDAQに最年少で上場させた人物。退任した後、クラウドファンディングのサービス「CAMPFIRE」などを立ち上げています。

かつて会社を上場させた家入氏が、「お金が全てという世の中の先にあるもの」を優しく語る。良い本だな、と素直に思いました。

「行き過ぎた資本主義」の中で生きづらさを抱えている人が増えています。そんな人にも、きっと希望となるような世界を予感させてくれます。

まとめ

実は僕は、クラウドファンディング、ソーシャルレンディングについての理解を深めるためにいくつか本を読んでいます。

その中の一冊が今回紹介した「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」です。

クラウドファンディング、ソーシャルレンディングで投資をしてお金を増やそうと思っていましたが、図らずも、「これからの幸せな生き方」についての考えを深めることに繋がりました。

もちろん投資はするつもりですが、「小さな経済圏で生きる」という意識で投資をしたいと思います。

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