奨学金は借りるべき?「とりあえず借りる」という考え方はあり?

奨学金返還確認票

こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!

大学や専門学校への進学を控え、のしかかってくるのが我が子の学費の問題。特に私立だったり、進学と同時に一人暮らしを始めるなんていう場合は、かかる費用を計算して愕然とする方も多いでしょう。

そこで頼りになるのが奨学金ということで、あなたも利用を検討されていることかと思います。

「奨学金ってあんまり良く知らないんだけど、借りるべきなの?とりあえず借りるっていう考え方ってあり?」

今回はそんな疑問をお持ちのあなたに、僕の経験も交えての見解を書いてみたいと思います。

Contents

結論:我が家は、借りないという選択をした

現在高3の長男の進学を控えて、「奨学金を借りるかどうか」の検討をして、結論としては「借りない」という選択をしました。

検討の内容はこの後触れますが、結論に至った最も大きな理由は「賢く利用すれば素晴らしい制度だけど、息子自身が借金の自覚と相応の知識をしっかりと持ってからにすべき」と思ったからです。

以下、順を追って書いていきますね。

独立行政法人日本学生支援機構(以下JASSO)奨学金の種類って?

この記事を読んでいる方は多分ある程度制度の内容をご存知だと思うし、詳しくは公式サイトに載っているので、ここでは超ざっくりと書きますね。

JASSOの奨学金には以下の3種があります。

給付型

返済の必要が無い奨学金です。ただ、要件としては親の収入がかなり厳しい場合となります。

貸与型第一種

借りるタイプですが、こちらは無利子

利子が一切つきません。第一種は親の収入要件、成績要件共に第二種より厳しめ。

貸与型第二種

こちらも借りるタイプですが、有利子となります。第一種よりも緩やかな基準で申し込めます。

詳しくは省きますが、有利子と言っても、現状ほぼ無利子とも言える程度です。

奨学金はめちゃくちゃ優れた制度

借りない、という結論には至りましたが、JASSOの奨学金はめちゃくちゃ優れた制度。簡単に言えばお得な制度です。

先ほど書いたように、仮に第二種であっても利息が無いに等しいほど少ないからです。

ちなみに現在、大学に進学した学生のうち約半数が奨学金を利用しているらしく、そのうちの多くは第二種と思われます。

これほど有利にお金を借りれる機会はすっっごく貴重ではありますね。

経済的理由から進学が困難になるなら、当然利用すべき

当たり前すぎることを書きますが、これが制度の主旨でもありますよね。

学生自身が学びたい、進学したい、と思っているのに、経済的理由でその思いが叶わないのはいかがなものか、というのが本来の奨学金の一番大切な主旨かと思いますので。

ただ、ここすごく大事なところだと思うんですが、当の本人である学生自身に「借金をする」という自覚をしっかり持ってもらう必要があると思うんですよ。

その自覚を持った上で、将来のために進学をしたい(させたい)、でも経済的には厳しい、というのであれば、ぜひ奨学金を利用すべきでしょう。

教育費がひとまずあるとしても、検討する価値あり

ちょっと僕自身の、というか我が家の話。

一応、長男の進学に必要な金額は準備できてはいるんです。

でも、先ほど書いたように、これほど有利にお金を借りれるチャンスはもう滅多に無いんですね。

なので、必要な金額は手元にあるとしても、手元の資金に余裕を持たせるために奨学金を借りるというのはある意味で合理的な手段ではあります。このへんが、僕が結構悩んだところ。

例えば、奨学金を借りてそれを貯金しておき、将来一時的にまとまったお金が必要な時に活用するのも賢いやり方かと。

あるいは、投資に回すとか。

FP的に、合理的に判断するとなると、せっかくなので、奨学金を借りて賢く利用しよう、という結論は大いにアリなわけです。

このあたり、奨学金を借りた場合、必ずしも使い切らないといけないのか?使わなかった分はどうしたらいい?といったことを詳しく別の記事でも書いていますのでぜひ読んでみてください。

黒板と電球

でもね。そこは子供へのお金の教育の浸透度合いや、その家庭個別の考え方によって、判断が違ってきますね。

結局、先に書いたような考え方や方針を、子供である学生本人がどこまで徹底できるか、ってことだし、親自身が「トータルで考えると借りておくほうがメリットがあるから子供に借金をさせる」と決めるかどうか、というところだと思います。

まとめ

今回は、「奨学金は借りるべきかどうか」「とりあえず借りる、という考え方はアリなのか」ということについて、FPとしての見解と、親としての経験を書きました。

まとめると、こんな感じです↓

  • JASSOの奨学金は非常に優れたおトクな制度
  • 経済的に厳しい状況ならぜひ利用すべき
  • 資金に余裕があったとしても、さらなる余裕資金として確保するのもアリ
  • ただし、学生自身が借金をするということを明確に自覚することが前提
  • 我が家は一旦は「借りない」という決定をした

それぞれの家の事情や考え方によって判断は分かれてくると思います。

また、一度じっくりと改めて学費をどうやって貯めるべきか、今からでも間に合うのかどうかを検討するのも有効かと思います!

カルガモの親子

今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです!

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