バブル崩壊は2020年に?バブル相場の歴史と似ている今の相場

バブルの写真

これを書いているのは2020年11月21日(土)。
今週終盤は若干調整が入ったものの、日本の株式市場は過熱していると感じます。
現在の日本株は相当に高い水準なのではないかと思います。

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今の相場はバブル相場なのか

今の相場はバブル相場なのでしょうか?数日前ですが、11月17日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値では2万6014円となりました。終値で2万6000円を上回るのは1991年5月14日以来約29年半ぶりとなります。新型コロナウイルスのワクチン開発で景気が回復するのではないかとの思惑でダウが過去最高値を更新したのを受け、日本株も上昇した格好です。

正直、そんなに急速に景気が回復するとは思えない、というのが僕の印象なのですが・・。

日経平均株価自体は、やはり高い水準だなと感じます。日経平均株価は上場企業のうちの一部なので、もちろん、それ以外に個別に銘柄を見ればまだまだ「成長性の割には安い」という銘柄もあります。それでも特に一部の銘柄については、業績から大きく乖離した株価となっていると思います。

日本の株式市場は、コロナで大きく値下がりして底を打った後、グロース系の株を中心にグングン値上がりしました。僕がもともと保有していたMonotaRoもその一つで、この波に乗って値上がりしました。

そして少し前から、全体的に相場の流れが変わっています。アメリカ大統領選の決着が見えてきて、ワクチンへの期待が高まる中、これまでグングン上昇してきたグロース系からバリュー系銘柄に、投資資金がシフトしている流れです。

そして今はどんな感じかというと、コロナの感染者数が増えたという報道があればグロース系の物色が始まり、ワクチンの有効性が高いという報道があればバリュー系の物色が始まる、そんな行ったり来たりの相場になってるような気がします。ただ全体的には、グロース系の中でも、「今でも買われる株」と「もう物色されない株」と分かれている感じがします。

僕はアナリストでもなんでも無いですし、いち個人投資家、 FPです。なので、今の市場を鋭く分析することも難しいですし、何ら立派なコメントをできるわけでもありません。ただ、「なんか変だぞ」という直感がしています。

確かに企業業績はコロナによる緊急事態宣言下の頃からは回復していますが、それほど絶好調なわけじゃないんです。もちろん個別に見れば、絶好調な企業もありますが。

全体としてはバブルっぽい雰囲気であり、個別に見ればバブルとしか言えない価格にまで達している銘柄も多々あります。

バブル相場の歴史と似ている今の相場

繰り返しますが、僕はアナリストでもなんでもないのですが、歴史を振り返れば、バブルは周期的に発生し、崩壊しているということは、これはみなさんご存知のとおりです。そして、「バブルは崩壊して初めてバブルとわかる」と言われています。

そして、今のこのコロナ暴落後の上昇相場は、2000年のITバブルと非常に良く似ていると言われています。2001年には弾けていますが、その時もグロース系の株の急落が起こっています。

過熱しすぎた相場は、いつか必ず下落するんです。それはいつなのかはわからないし、今月中かもしれないし、当面先かもしれませんが。

「高すぎる」と感じる株が多い

こうした中、僕はいったん、保有株を全て売却しました。どれもこれも、高すぎると感じたからです。

長期投資を前提に2019年4月から保有していたMonotaRoも、全て売却しました。当面保有し続けるとしていたものの、一旦全て売却しました。なぜなら、当初見込んでいたよりも相当早いスピードで高値に到達してしまったからです。取得から2.5倍くらいになったあたりで「早いな」とモヤモヤしてはいましたが、やはりPER100倍というのは注意水準かと。もう一つ、売却した理由は、僕がMonotaRoを買った理由の一部が崩れた、というのもあります(これについてはまた別の記事で書きます)。ただし、高成長が続く企業であることは間違いないので、今後、「高成長なわりに割安」という水準まで価格が戻れば、買い戻しする予定です。

お金に水をあげている画像

そしてその他、実験として行なっていたネオモバでの少額分散投資も一旦全て手仕舞いしました。この少額分散投資は、結論から言うと、僕にとっては失敗でした。これも別の記事に詳しく書きますが、分散しすぎるのは僕には向いていないことがわかりました(ネオモバ自体はとても便利ですよ)。

お金が増えるイメージのイラスト

そして自分の投資ルールに則り、リスクとリターンの比率が良いと思われる銘柄を新規で購入しています。こちらも別の記事に書きます(こればっかりですね)。

今後、日本株はまだ上がるのか?投資をする際の注意点

では、今後、日本株はまだ上がるのでしょうか?相場全体としては、「過熱してるぞ。気をつけないと。」という姿勢で臨むべきだと僕は考えています。どのみち、相場がどうなるかは予測できません。これは誰にもわかりません。

投資スタンスは人それぞれ。「俺はめちゃめちゃ強気のままで行くよ」という方もいるでしょう。ただ、少なくとも僕は、両足揃えて飛び込む相場では無いな、と感じています。いつでも逃げられる態勢をとっておく必要があるなと思います。投資をしないということではありません。むしろ、リスクのわりにリターンが大きそうなものに絞って、ある程度の額を投資する方針です。

ウォーレンバフェット氏は「大雨を予測することに意味は無い。方舟を作ってこそ意味がある」というようなことを言っています。相場がどうなるかを正確に予測することは不可能です。ただし、何かが起こった場合の備えだけはすべきだなと思います。

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