僕がモノタロウの株に長期投資することをおすすめする8つの理由

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こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!

「モノタロウの株って長期投資におすすめなのか?」

今回はこういったニッチな疑問にお答えしたいと思います。

この記事を書いている僕は、直近ではモノタロウの株は2019年から保有していて、この記事を書いている時点ではありがたいことに保有株価が2.5倍くらいになっています。

株式投資歴は10年、FP2級・AFPを保有しています。

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結論:モノタロウの株は長期投資の対象としておすすめです

もうこの記事の最初の出だしから結論を言ってしまっているわけなんですが、モノタロウの株は長期投資の対象としておすすめできます。

理由は至ってシンプルで、長期投資銘柄の選定基準に合致していて、長期的に力強く成長し続けるだろうと予想するからです。

世の中には長期投資銘柄の選び方は沢山あるのでしょうが、ここでいう選定基準というのは、あくまで僕の基準です。

「僕の基準」というと誤解を招くかもしれませんね。

世界一の大投資家ウォーレン・バフェットの銘柄の選び方を基本にしつつ、よりシンプルに簡易にしたものです。

最初はバフェットの銘柄の選び方を本で研究して、忠実に真似していましたが、そのまま実行するとデータや数値を集めることにやや手間がかかりすぎるので、徐々にシンプル化してきています。

僕がモノタロウの株を長期投資の対象としておすすめできる8つの理由

僕がモノタロウの株を長期投資の対象としておすすめする理由、言い換えると、僕がモノタロウの株を長期投資で保有し続ける理由は、先ほど書いたとおり「基準」に合致しているからです。

それは全部で8つあり、下記のとおりです。

事業内容が理解できるから

モノタロウの事業はシンプルで間接資材のネット通販です。

より詳しくは公式サイトを参照してもらえればと思いますが、ざっくり言えば工具や資材をネット通販で販売している会社。

事業内容が理解できるというのはとても大切で、なぜなら理解できないと良いか悪いか判断できないからです。

世の中には結構複雑で難しい事業をやっている会社や、高度なデジタル系の会社があったりしますが、そういった会社は他の「理解できる人」が投資をするべきかなと思います。

独自の強みを持っているから

モノタロウは「工具界のアマゾン」などと呼ばれることがありますが、僕はそれ以上の強みを持っていると思います。

もともと、日本の製造業などの現場では、必要な工具や資材を付き合いのある仕入れ業者から仕入れていたわけです。

その価格も品揃えもまちまちだし、納期も在庫もまちまち。

モノタロウはここに目をつけて、間接材を購買できるネット通販サイトを始めたわけですね。

モノタロウのすごいところは、

  • 圧倒的な品揃え
  • サイトの利便性(使いやすい!)
  • 一物一価

ということが挙げられます。

一物一価については、これ、アマゾンや楽天の場合、同じ商品が別のショップで別の価格で売ってたりしますよね?モノタロウの場合はそれが無い。なので、目当ての物を見つけたら、無駄に検討しないで済むわけです。

加えて、圧倒的な利便性があるので、ある程度のマージンを確保しても使ってもらえる、というのが凄いところ。

これらを絶えず進化させるために、

  • 物流の効率化
  • マーケティング施策

をひたすら実行しています。

モノタロウを利用したことがあればわかると思いますが(家庭で使うものも結構あるので僕は「いち消費者」としても利用しています)サイトもわかりやすいし、使いやすいです。

製品・サービスが今後も伸びると言えるから

この間接材市場ですが、市場規模はなんと7〜8兆円とされています。

2020年の売上予想が1560億ですから、その成長余地は莫大ですよね。

コングロマリットではないから

沢山の事業を展開する企業(コングロマリット)の場合、不採算部門の穴埋めを別の部門がやっている、などということが起こりがち。

あとは単純に、全体として非効率になりがち。

沢山事業があると、方向性もわからないし、理解もしづらい、ということがあります。

モノタロウの場合はすでに紹介したように、間接材のネット通販というシンプルな事業であり、コングロマリットではないですね。

1株益(EPS)が安定成長しているから

これは、直近の四季報を確認してみましょう。

EPS
201518.0
201625.7
201734.1
201838.3
201944.2
2020(予想)52.3
2021(予想)58.5

ちなみに僕は、投資をする前に過去10年間のEPSを確認(計算)しました。

四季報では掲載されていないので、IR情報から過去の有価証券報告書を見て確認しました。

モノタロウの場合、成長性が高すぎて、何度も株式分割しているので、過去のEPSを全部、現在であれば1株あたりいくらなのか、に置き換えなくて計算しなくてはなりませんでした。

これはなかなかなか骨の折れる作業でした・・・

せっかくですので、掲載しておきますね。

EPS
20081.8
20093.2
20104.8
20117.1
20129.4
201310.4

先ほどのデータとつなげると、2008年からずっと一貫して安定して(それも力強く)成長していることがわかりますよね。

ROE(自己資本利益率)が極めて高いから

こちらも直近の四季報を確認してみましょう。

実績 33.0%
予想 31.2%

これまた僕は、過去10年間のROEを確認しています。

2019年に調査した時点では、
過去9年の平均は31.5%
過去5年では38.6%
でした。(途中、手動計算あり)

通常、日本企業では10%、20%あれば優秀と言われているくらいですから、これは驚異的な数字。

投資家目線で単純に言えば、投資したお金を使って非常に効率的に稼いでくれているということです。

長期負債が少ないから

直近の四季報では、1498百万円です。

利益剰余金が39191百万円あり、2020年12月期の経常利益予想は18500百万円ですので、負債は無いも同然です。

現状維持のために、建物や設備の更新に大きな投資が不要だから

業界によっては、単に現状を維持するだけでも大きな投資をする必要があったりします。

モノタロウの場合は、そうした必要は無いと言えます。

行う投資は全て、物流センターの増設や自動化など、成長のための投資です。

注意!いつ、いくらで買うかが重要!

ここまで読んでいただいて「よし!モノタロウを買おう!」と思っても、もう少しだけ検討してみてください。

長期投資でも短期投資でも、株式投資の王道は言ってしまえば「良い株を安く買って高く売る」ということですよね。

なので、買うタイミングと売るタイミングが非常に重要になってきます。

買う価格については、自分なりに予想株価を求めてみて、投資判断をすることになりますよね。

予想株価の求め方そのものは別の機会で書くとして、長期投資の場合のポイントとしては、目先ではちょっと割高な気がしても、数年先の株価を考えれば割安だ、と思える価格で買うということだと思います。

僕のモノタロウへの投資の歴史を失敗も含めて振り返ると、長期目線で考えることの重要性がわかりますね・・。

実は、モノタロウは、まだ株を始めたばかりの2011年に一度買っています。

で、まだ初心者だったし、ちょっと値下がりして怖くて売ったり、また買って見て、ちょっとしたら売ったり、を繰り返していました。

今思えば、なんて勿体ない・・。

「あれからずっと買い増しして持ち続けていたら大金持ちじゃん!」

ということに気付くと、悔しい!!

なんせ100倍にはなっているわけですから。

その後も、何度も投資を検討しては、「割高だ」として見送ってきました。

当時は、僕のPERの考え方がかなり保守的だったようです。

ですが、2019年にあらためて長期投資を前提に将来株価を予想したところ、長期的に上昇していく予想がたったので、「将来株価に比べればお買い得」として、株価が下がった時に(4月、5月あたりに)それなりの金額を投資しました(僕の投資額なんて大したこと無いですが)。

要は、「将来株価に比べればお買い得」という価格で買うべきということです。

これを読んでいる「今」がその時かどうかは、ぜひご自身のスタンス、予想と照らし合わせて、検討していただきたいと思います。

追記)

この記事を書いてからしばらく後ですが、やはり好業績の発表がありました。MonotaRo、好業績も分割は無し。株価はどうなる?も併せて読んでみてください。

工具

まとめ

今回は、モノタロウの株は長期投資の対象としておすすめなのか?

というテーマについて書きました。

まとめると、

  • モノタロウの株は長期投資の対象としておすすめ
  • ただ、「いつ、いくらで買うか」は自分なりに検討しましょう

ということです。

参考までに僕が2019年に買った時のモノタロウ の株価は、平均で2300円程度でした。

当時僕が、「これは買いだ」と判断した価格です。

直近では今年コロナの影響で一度値下がりはしましたが、今のところ高値圏ですね。

これを、何年先まで見通して「買い」と判断するかどうか、これは投資する人のスタンスに関わってきます。

僕は、余程大きな環境変化がない限り、保有を継続する方針です。

なお、長期投資は優れた投資方法だと思いますが、一方で長期投資で失敗してしまう考え方や行動もあります。ぜひ併せてこちらの記事も確認してみてください。

トラップ

※この記事は、情報提供を目的としたものであって、投資行動の勧誘・助言を目的として記載しているものではありません。各人の投資行動においては、ご自身の判断と責任において行うようにお願い致します。

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