こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!
今回は、
- 資産運用が重要なのはわかったけど、始め方がわからない
- 資産運用って何から始めたら良いのかわからない
- 資産運用を始めるにあたって気をつけることは?
こういった疑問に答えます。
資産運用で、意外と盲点ですが特に気をつけなくちゃいけないのは、運用の順序です。
いきなり株や投資信託に投資するのではなく、まずは手元資金を確保すべきなんです。
今回は、そういったことを書いていきますね。
Contents
資産運用の始め方と資産運用で気をつけること
資産運用とはごく簡単に言うと、株や不動産などに投資をして資産を増やすことですね。
で、資産運用を始めたいと思っているけど「何から始めればいいの?」「何に投資をすればいいの?」と迷っている方も多いと思います。
一口に資産運用と言っても、個別株投資、不動産投資、投資信託、債権、金・・・色々あって何から始めればいいのか困りますよね??
また、「資産運用で気をつけることって何?」と気になっている方も多いでしょう。
リスクって何?とか、資産運用で損をすることもあるの?とか・・・。
これらはもちろん大事なことでして、いざ投資を始めるにあたってはじっくり検討する必要があります。
ここではそのさらに前段階として、もう本当に「そもそも」の話として、「運用する前に、ちゃんと順番をわかっておきましょう」という話をしていきます。
資産運用でまず最初に気をつけることは、運用の順序です!
いきなり手元にある現金をリスク資産に投資をするのはあまり得策では無いです。
「何に投資をしよう」って考える前に、まずは下記のように、運用には順序があるということを頭に入れておくと良いでしょう。
1、いざという時のための生活資金
今は元気に働いているとしても、人生何が起こるかわかりません。自分や家族の急なケガや病気で仕事を休むこともあり得ますよね。突発的に、出費が発生する出来事もあるでしょう。急に給料が減るなんてこともあるかもしれません。
こうしたいざという時のための生活資金を、ひとまずは確保しておくことが大事です。
目安は生活費6ヶ月分から1年分でしょう。そしてこれは現金で、つまり預貯金で確保すべきです。
2、使う予定が決まっている資金
向こう3年くらいのライフイベントに備えた資金を確保しましょう。子供の教育費や車の買い替えなどの予定があれば、その資金を確保しておく必要がありますね。
ライフスタイルによって変動する部分ですので、自分の家庭の予定をよく検討して把握しておく必要があります。
これも現金で、つまり預貯金で確保すべきです。
3、万が一の時のための資金
こちらは自分や家族に万が一のことがあった場合への備えとしての資金です。大きな怪我や大きな病気で入院してしまった場合、あるいは死亡してしまった場合への備えです。
ここは起こった場合には非常に大きな出費となるもので、保険で備えるものです。保険は、まさにこのために存在していますからね。
4、非課税制度を使っての運用
以上、1〜3までの備えが出来ている前提で、初めて運用に着手するという順序が良いでしょう。
資産運用でまず検討したいのは、せっかくですので非課税制度を使っての運用ですね。具体的には下記のとおり。細かい個別の説明は省略します。
- 企業型DCプラン:会社でDCプランに加入できる場合は加入しておくと良いでしょう。
- 個人型DCプラン:会社にDCプランが無い場合、iDeCoに加入して、個人で年金資産を運用していくことが出来ます。
- NISA:年間120万円までを上限として、最長5年間、株や投資信託に投資が出来ます。
- つみたてNISA:年間40万円までを上限として、最長20年間、積立で投資信託を購入出来ます。
※NISAとつみたてNISAの併用は出来ないので注意。
5、将来に向けてお金を増やすための運用
さらに資金があれば、特定口座を開設して将来に向けてお金を増やすための運用をしていきましょう。
ここでは詳細な説明は省きますが、個別株投資や不動産投資、投資信託など、自分にあった方法を選んだり組み合わせたりして、運用をしていきます。
以上1から5までの手順を見ていただきましたが、つまり、いきなり手元にある現金をリスク資産に投資をするのではなく、順序があるということに気をつけましょう。
上から順に確保していきましょう、ということです。
とは言いながら、かく言う僕は、一般NISAが始まる2014年より前に個別株投資をしてしまっていたので、そのままNISAを使わずに続けてしまっていますが・・。また、反省点としては、たまに資産の中で株が占める割合が大きくなるときがあり、気をつけなきゃなと思っています・・・。
資産運用は何から始める?その答えは・・・・
先ほど書いたように、資産運用には順序があり、まずはいざという時のための生活資金や、使う予定が決まっている資金を確保することが大切です。
じゃあその資金をどうやって把握するか?というと、結論としてはライフプラン表(ライフプランシミュレーション)の作成がカギになります。
ライフプラン表(ライフプランシミュレーション)ってご存知ですか?
保険に加入する時や家を買ったことがある方なら、保険業者や銀行の人に作ってもらったことがあるかもしれませんね。
20年後、30年後など将来にわたっての収支を数値化したキャッシュフロー表のことです。
簡単なものであれば自分で作ることもできるでしょうし、FPなどに依頼すればより精緻なものを作ってもらえるはずです。
で、その前提として、家計簿が整っていることが望ましいです。ですので、家計予算をしっかりと把握できる家計簿を作成しましょう。
なぜなら、ライフプランシミュレーションの出発点は、現在の収支を把握することだからです。
『資産運用の始め方【特に気をつけることは運用の順序です!】』のまとめ
資産運用の始め方で特に気をつけることは、運用の順序です。
いきなり株や投資信託に投資するのではなく、まずは手元資金を確保す流ことが大事です。
そして必要な手元資金の金額は、家計簿を作ってライフプランシミュレーションを作成することによって把握できます。
では!!
FP2級、AFPを保有しています。
個別株への投資歴は10年。投資信託はそれより短めの経験歴です。