こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!
今回は、
- 子供の保険って必要なの?
- 入ってないんだけど、入るべき?
- みんなどうしてる?
こういった疑問に答えます。
まず結論から。
色んな家庭の事情があると思いますので一概にキッパリと言い切れないものの、子供に保険をかける必要性はそれほど無いと言えます。
この記事では、その理由をわかりやすく書いていきますね。
ちなみにですが我が家は息子が2人いますが、保険はかけていません。
Contents
国や自治体の医療費助成制度でかなりカバー出来る
大前提として、子供が怪我や病気で病院に行く場合の費用は、国や自治体の医療費助成制度でかなりカバー出来ます。
日本の公的医療保険制度上、国民健康保険や企業の健康保険に入っていれば、自己負担額は少なく済んでいますよね?制度上、自己負担額は、未就学児では2割、6歳以上69歳以下は3割、70歳以上74歳以下は2割となっています。
これに加え、自治体による助成が受けられるため、基本的には医療費の負担はほとんど発生しないケースが多くあります。
例えば東京都であれば、
- 乳幼児医療費助成として、就学前の子供に対しては自己負担分の医療費が助成されます。
- 義務教育就学児医療費の助成として、6歳から15歳までの子供にも助成があります。(通院する場合には、200円だけ自己負担)
※詳しくは東京都こども医療ガイドを参照→https://www.guide.metro.tokyo.lg.jp/vaccination/jyosei/index.html
つまり、2割や3割とされている自己負担分も、この助成によってほぼゼロとなり、結果的には医療費はほとんどかからないことが多いということです。
ここをまずは把握しておくべきで、ぜひお住まいの自治体のウェブサイトなどを確認しましょう。
子供が長期間入院する確率はとても低い
子供に医療費がたくさんかかるとすれば、ケガや病気で入院する場合だと思われますが、そもそもその確率自体は非常に低いものです。
これは厚生労働省のデータや、それをもとにした様々なサイトのデータによれば明らか。
15歳未満の子供においては、入院患者の割合は0.18%とも言われています。
よって、子供が長期間入院するような確率は(ゼロという事はあり得ませんが)極めて低いと考えられます。
このような極めて確率が低いことに、保険をかけるのかどうかというのがポイントとなります。
そもそも保険は、自力で対応できない部分をカバーするもの
そもそもの話ですが、生命保険にしても医療保険にしても損害保険にしても、保険というのは基本的には自力で対応できないようなリスクをカバーするものです。
では、子供の医療費はどうでしょうか?
自力で対応できないようなリスクなのでしょうか?
先ほども書いたように、子供の医療費というのは、基本的には公的保険制度と助成によってほぼ自己負担はありません。
さらに、そもそも入院するような確率は非常に低いものです。
これを前提に、「確率は低いが発生する可能性があるもの」としては、
- 入院した場合の差額ベッド代
- 先進医療の治療
などがあります。これらは助成の対象外となるでしょうし(自治体にもよるかもしれません)発生すれば費用は大きなものになる可能性はあるでしょう。
それでも、これも国の高額療養費制度というものがあり、詳しくは省きますが、一定の上限を超える額については助成を受けることができます。
別の観点から見てみると、
- 子供が入院した場合の付き添いなどで親が仕事を休むことになった
- 通院などでタクシーなどを頻繁に使うことになった
ということで費用も発生しますが、これらは、保険で備えるほどの必要は無いと言えます。こうしたことに備えるために預貯金をしておく、というのが正しい備え方でしょう。
こう考えると、子供に保険をかける必要性というのはそれほど無いのでは?ということになります。
【まとめ】子供の保険には入るべき?→それほど必要ないと思う
今回は、子供の保険には入るべき?というテーマについて書きました。
まとめると、
- 国や自治体の医療費助成制度でかなりカバー出来る
- 子供が長期間入院する確率はとても低い
- そもそも保険は、自力で対応できない部分をカバーするもの
よって、子供に保険をかける必要性というのはそれほど無いと考えます。
冒頭に書いたように我が家も入っていません。
なお、今回は基本的に医療保険をイメージして書いていますが、生命保険も同様の考えです。
子供にもしものことがあったら、(というのは考えたく無いですが・・・)万が一のことがあった場合でも、世帯の収入が途絶えるわけでは無いので・・・それに備える保険は必要は無い、と考えます。
(深い悲しみや、それにより親がしばらく仕事を出来なくなる、ということもあると思いますが、それを保険でカバーすることは少し違う気がします)
余談ですが、学資保険などはこれとは別の観点で、教育資金を貯めるために活用したいと考えている人もいるかもしれません。でもこれもちょっと注意が必要です。
詳しくは学費はどうやって貯めるべき?一番おすすめの準備方法は?という記事に書いていますのでぜひどうぞ!
では!
名前:はりじろー(@kachilogy)。
FP2級、AFPを保有しています。息子は二人。持ち家のローンを抱えながら、家族の食費と教育費をヒイヒイ言いながらやりくりしています。