【投資家FPが徹底比較!】個別株と投資信託、どっちが良いの?

ダチョウの画像

こんにちは!はりじろー(@kachilogy)です!

これから投資を始めたいと思ってる人の中には、「個別株投資と投資信託、一体どっちをやればいいの?」ということに悩んでいる人も多いと思います。

今回は、そんな人のために、個別株投資と投資信託のどっちがおすすめなのかを解説します。

投資初心者の方にぜひ読んでいただきたい内容ですが、もちろんすでに投資をしている方も参考にしていただければと思います。

 

この記事を書いている僕は、個別株の投資歴が11年程、投資信託の方はもう少し浅くて8年くらいです。
ファイナンシャルプランナー2級、AFPを取得しています。

 

それでは本題に入っていきますね。

 

Contents

個別株投資と投資信託のどっちがおすすめ?

 

結論:両方をハイブリッドに組み合わせることがおすすめです。

 

「どっちがおすすめか聞いてるのに両方ってなんだよ!」

 

とお叱りの声が聞こえてきそうですが、僕の経験上これで上手くいっているので、両方併用してやっていくことをおすすめします。

理由は簡単で、両方やることでそれぞれのメリットを活かしながらも、それぞれのデメリットを最小化できるからです。

 

そう、個別株投資と投資信託にはそれぞれメリット・デメリットがあるんですよね。

そのあたりをこれから解説していきます。

 

続きを読んでもらえれば、両方を併用してやっていくことの良さがわかっていただけると思います。

 

個別株投資のメリット・デメリット

 

個別株投資というのはいわゆる普通の株式投資です。

証券口座を通じて、自分が買いたいと思った会社の株を買い、売りたいと思った時には売る、というものです。

 

まずは個別株投資のメリットとデメリットを挙げてみましょう。

 

個別株投資のメリット

上手くいけば大きく儲けることができる

これぞ個別株投資の最大のメリットであり、醍醐味ですね。

銘柄選びを上手に行なって(良い株をちゃんと選ぶことが出来て)、買い時を間違えなければ(そして売り時を間違えなければ)、大きく儲けることができます。

ものの数年で10倍になることもあるし、相場によってはもっとわずかな期間で10倍になることだってあります。

個別株投資で稼ぐ方法についてはこちらでまとめていますので、ぜひ併せて読んでみてください。

お金と女性

買うのも売るのも全て自分の意思で判断できる

個別株投資の場合、自分で売買を行います。

買うのも売るのも、全て自由に自分の意思で判断するわけです。

株選び(銘柄選び)を、自分のやり方、ポリシーに沿って自由に行なうことができるということです。

 

  • 好きな会社や応援したい会社に投資をする
  • 普段自分が頻繁に使っているサービスを提供している会社の株を買う
  • 長期的にずっと繁栄し続けそうな会社の株を買う
  • 強力なブランド力を持っている会社の株を買う

など、「何を買うか」を全て自分で決めることができます。

同じく、「いつ買うか」「いくらで買うか」「いつ売るか」「いくらで売るか」も、自分でコントロールすることができます。

 

必然的に、世の中の動きに詳しくなり、企業に詳しくなるということも副産物としてメリットに挙げることができますね。

 

長く保有していてもコストがかからない

これはなかなかピンとこないかもしれません。後で解説する投資信託は、購入するときの手数料に加えて、保有しているだけでお金がかかります。

これは信託報酬と言われ、運用会社にもよりますが、年に0.5〜2.0%ほどかかることが多いです。

一方、個別株投資の場合は、保有していてもコストはかかりません。

かかるコストといえば売買時にかかる手数料だけ。

しかも今はネット証券会社を中心に売買手数料は格段に安くなっています。

 

個別株投資のデメリット

大きく損失を出すリスクがある

先ほど個別株投資のメリットとして「上手くいけば大きく儲けることができる」と言いましたが、その一方で、失敗すれば大きく損失を出すことがあります。

メリットの裏返しですね。良い話ばかりじゃないってことです。

 

例えばどんな時に大きく損失を出す可能性があるのでしょうか?

簡単に言うと、高く買って安く売ってしまうってことです。

 

「そんなアホなことやるもんか」

 

と思うかもしれませんが、いざやってみると、意外とやってしまいがちです。

 

個別株投資には

  • 買った企業の業績が悪化するリスク
  • 市場全体が暴落するリスク

などのリスクが常にあります。

 

そうした中で、大きく損失を出すリスクもあるということは、デメリットと言えますね。

 

銘柄選びや売買意思決定に時間とスキルが必要

個別株投資は当然、どの企業に投資をするかを自分で選ぶ必要があります。

結構大変な作業ですよこれは。

 

上場企業だけでも沢山あるのに、その中から今後(も)業績が伸びそうで、かつ、まだ株価の上昇余地がありそうな企業を選定しなくちゃいけないんです。

めちゃくちゃ時間がかかります。

 

選ぶに当たっては、選び方、意思決定ルール、投資方針などを自分なりに構築しておく必要があります。勉強も必要だし、経験も必要です。

 

ぶっちゃけ、好きじゃないと苦痛です。

 

分散投資がしづらい

個別株投資の場合は、ある程度はまとまった資金が無いと、複数の銘柄を購入することができません。

 

なぜかと言うと、株式は100株や1000株など、ある程度まとまった株数じゃないと買うことができないからです。(この購入可能な最低株数を「単元」と呼びます)

なので、一つの銘柄について数十万円の資金が必要になることが多いです(1株から購入できるけど、そもそも1株何万円、などの場合もあります)。

よって、かなり資金に余裕が無いと、10、20の銘柄に分散投資することは難しいです。

 

ただ、「ミニ株」などと呼ばれて「単元未満株」を買うことができるサービスも証券会社によってはあります。

このサービスを使えば、1株だけ買う、ということも可能です。

今回の記事では省略しますが、これも上手く組み合わせると結構楽しいことになります。

 

話を戻しますが、個別株投資では分散投資がしづらいです。

 

なお、個別株投資に関して僕が経験して来た失敗については、こちらの記事も参考にぜひ読んでみてください。

目隠ししてダーツをしているところ

 

投資信託のメリット・デメリット

投資信託は大まかに言えば、資産運用のプロに任せて代わりに投資をしてもらうものです。

もう少し言うと、沢山の投資家からお金を集め、それをファンドマネージャーと呼ばれる専門家が様々な投資先に投資をするものです。

 

投資先は日本株以外にも海外の株式、債券など様々で、投資方針に従って分散投資されます。

 

投資信託のメリット

分散投資ができる

投資信託の場合は、膨大な投資先に少額ずつ分散投資をすることになり、リスク分散をすることができます。

日本株だけじゃなく世界中の株式、債券への分散投資をすることができます。

 

これは個人では不可能なことですね。

 

また、積立投信であれば、「時間分散」も出来ます。

株式も債券も、常に値動きがあるわけで、いつが一番安いかはわかりません。

毎月一定額を投資し続けることで、値下がりした時には安く買うといったことが自動で実現できます。

 

大きく損失を出すリスクは低い

先ほどの「分散投資」と関連しますが、様々なファンドを組み合わせることで、リスクの分散が図れます。

例え世界中の株が値下がりしても、債権が値上がりするなどが期待できます。

 

また、値下がり=安く買える、ということなので、やがて値上がりすれば儲けとなります。

個別株の場合は、運が悪いと、ドーンと下がって、それっきり長い間浮上しない・・・なんてこともあります、現実に。

 

自分で銘柄や投資先を選ぶ手間と時間がかからない

個別株の解説でもここは触れたし、投資信託がどういったものかを先ほども書いたので簡単に。

 

投資信託の場合は投資先をファンドマネージャーが選定してくれるので選ぶ手間も時間もかかりません。

ファンド選びや、投資方針の設定などをするだけです。

 

普段あまり投資に時間が取れない人にとってはこのメリットはかなり大きいです。

 

投資信託のデメリット

保有コストがかかる

個別株のメリットのところでも触れましたが、投資信託の場合は保有するだけで一定のコストがかかります。

信託報酬です。

これは運用会社にもよりますが年に0.5%〜2.0%ほどかかります。

 

大したことない、と思ったら注意が必要ですよ。

 

投資信託は長期分散投資を主目的で行いますが、この信託報酬は割と大きく影響してきます。

 

個別株投資ほど大きく儲けることは難しい(特に短期では)

これは感覚的にもわかると思いますが、個別株ほど大きく儲けることは難しいです。特に短期では。

投資信託は少額づつ多数の投資先に投資してリスク分散を図る投資方法ですから。

 

ファンドによってはハイリスク・ハイリターン寄りのものもありますが、とはいえ、分散は分散です。

一本釣りの個別株投資とは全く事情が違ってきます。

 

自分の資産の運命を他人に預けることになる

何度も書いてきましたが、投資信託はファンドマネージャーに自分の代わりに投資をしてもらうものです。

言い換えれば、自分の資産の運命を預けることになります。

上手く運用されるかどうかは、運用会社次第と言えなくもないです。

 

まとめ

「で、結局、個別株投資と投資信託、一体どっちをやればいいの?」という悩みに対する僕の答えは、冒頭に結論として述べたように、「両方をハイブリッドに組み合わせるべき」です。

 

どういうことかというと、例としてこういった感じです。

 

  • 月に2万円、さらにボーナス時には10万円を投資にまわすとする。
  • うち、毎月1万円を積み立て投資信託にまわす。目的は、長期的な資産形成。
  • 残りを、個別株投資の資金として貯めていき、まとまった資金ができた段階で投資をする。目的は、大きな儲け。ただし、あまり短期的な値幅取りはお勧めしません。僕の場合は個別株も長期投資がメインです。理由は、長期で、大きく大きく資産を育てたいからです。

資産運用はコツコツと、と言いますし、それはその通りだと思います。

同じくFP資格を持っている立場の人間なら、それが全てと言うかもしれません。

 

ただ、僕はFPという立場でありながら、積極的にリスクを取る投資も併用していきます。

もちろん、自分自身の資産運用方法としてです。

 

ぜひあなたも、コツコツと世界分散型の資産運用をしつつ、個別株投資にもチャレンジしてみてください!

 

お金と女性

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です