シンプル!家計が改善する予算の組み方【5つのステップ】

計算機

「毎月毎月、家計が赤字状態で・・」
「せっかく家計の予算を組んでも、結局その通りにならない・・」
「家計の予算って、そもそもどうやって組めばいいのかわからない・・」

わかります。すごーーーくわかります。

かつては我が家も家計が赤字状態になってしまうこともあって随分と悩みましたよ。

でも、家計の予算の組み方を工夫したことをきっかけに、そんな状態を脱することができました。

今では年間100万以上を貯蓄しつつ、それとは別に投資もしています。
(もちろん、予算を組むだけじゃなくて、そこから色んな改善があってのことですが)

今回は、そんな家計の予算の組み方をFPの立場で紹介していきます。

とにかく何が大事かというと、あまり細かい項目や金額にこだわりすぎず、大まかな金額や流れを掴むってことです。

なので、今回ご紹介するのはごく簡単な手順です。

順を追ってやっていけば完成しますので、ぜひ読みながらやってみてください。

ここではひとまず手書きで書いておけばいいと思いますよ。
あとでexcelなどに入力して、ぜひ活用してみてください。

では早速はじめましょう!

Contents

家計の予算の組み方1:年間収入と月間収入を把握する

まずは年間の収入の見込み(手取り)を書きましょう。
よっぽど大きな変化がない限り、ひとまず昨年の収入実績で書いておけばいいでしょう。

源泉徴収票を確認すれば一発でわかります。
くどいですが、手取り額で書いてくださいね。

この年間収入のうち、ボーナス分がいくらかを記入しましょう。
ここで分けておくのには意味があります。
また、もしそれ以外にも臨時の収入があったりしたのなら、それも分けておきましょう。

それらを除いた額を12で割れば、通常の月間収入額が分かりますね。
これを把握して記入しておきましょう。

こんな感じです(数字は一例)。

年間収入うちボーナスうち臨時収入月間収入
600万150万30万35万

実際の収入は各月でばらつきがあるかもしれませんが、あくまで予算を組むにあたっては、そこは気にすることはないと思います。

家計の予算の組み方2:年間固定支出と月間固定支出を把握する

ここで把握する支出項目は、毎月必ずかかる費用や、年に何度か必ずかかる費用です。
生活費などは後でこれとは別に考えます。

毎月必ずかかる費用とは、
・水道光熱費
・通信費(インターネット、スマホ代)
・住居費(ローン返済、家賃など)
・保険
・月謝
などのことです。

これを「定額固定支出」とでも名付けておきましょう。

一方、意外と忘れがちで注意しなきゃいけないのが、年に何度か必ずかかる費用。
例えば、
・団信や火災保険、固定資産税など(持ち家の場合)
・自動車税
・NHK受信料
・子供の通学定期代(電車などでの通学の場合)
・時々まとめて支払う学費
などです。

これを「随時固定支出」とでも名付けておきましょう。

また、ある程度お金がかかりそうなイベントが事前にわかっているなら入れておくといいですね。
入学とか。誰かの結婚式だとか。帰省とかですね。

あと、忘れちゃいけないのがレジャー費。
これは毎月の生活費に入れる考え方が一般的かもしれませんが、もう少し大きな額で考えます。
年に一度は旅行するなら、その分をここで計上しておきます。

こんな感じです(数字は一例)。

年間固定支出うち「定額固定支出」うち「随時固定支出」月間固定支出(定額のみ)
290万240万50万20万

※ちなみに僕の場合は、この「随時」だけ簡単な月別の表を作成して、管理しています。
何月に?っていうのが一目でわかった方がいいので。

家計の予算の組み方3:貯蓄額を決める

この段階で、先に年間貯蓄額と月間貯蓄額を決めます。

僕がおすすめするのは、貯蓄も大きく2種類に分けて考えるってことです。

「随時固定支出」のために毎月お金をとっておく意味での貯蓄

一つ目の貯蓄がこれ。まあ厳密に言えば貯蓄とは言えないですがね。

でも随時固定支出は結構な金額になるので、別で取っておく必要があります。

「うわ!今月固定資産税の支払いだったのかよ・・・」ってならないように。

「教育費」「老後資金」「住宅資金」などのための貯蓄

二つ目の貯蓄がこれ。本来の意味での貯蓄ですね。

できれば通常使っている口座とは別に貯蓄用の口座があるといいですね。

貯蓄額の決め方ですが、毎月一定額+ボーナス月の貯蓄額、をそれぞれ決めましょう。

特に教育費については、早め早めに貯蓄をすることで後でだいぶ楽になってくるのでおすすめです。

カルガモの親子

家計の予算の組み方4:投資資金を計上する

投資に関しては詳しくあらためて書きますし、今現在やっていない人はここで記入することもないでしょう。

投資信託、あるいは個別株への投資でも何にしても、予定している金額がわかれば計上しておきます。

※ちなみに、投資をするなら投資信託と個別株とどっちがおすすめなのかについてはこちらの記事を読んでみてください。

ダチョウの画像

家計の予算の組み方5:生活費を算出する

月間収入(ボーナスや臨時収入は除く)から、月間固定支出、貯蓄額、投資額を引いた残りが生活費ということになります。

よくありがちなのが、先に生活費の予算を決めて残りを貯蓄に、みたいな考え方ですが、それだと貯蓄できないんですよ(経験済み)。

生活費というのは、
・食費
・日用品
・美容、理容
・医療、健康
・衣服
などの費用ですね。
これらに、外食や日常的に娯楽がある場合はその費用も。

すでに家計簿をつけてる場合は、大体この時点で予算内でやりくりできそうか、無理そうかがわかるでしょう。
とてもじゃないけど無理!という場合は、固定費を見直す、貯蓄額を一旦下げる、とにかく収入を増やす、などをする必要がありますね。

ちなみに、我が家の場合は、生活費の項目それぞれの予算はほとんど気にしていません。
というか、あまり意味がないと考えています。

具体的な家計管理の話でまた触れようと思いますが、「食費はいくら」「日用品はいくら」と予算を決めても、あまり厳密に守るのは、まー難しい。
一応、前年の実績を目安として把握はしていますが、ぶっちゃけ、月の途中ではぜんぜん計算しません。

「お前、FPだろ!?」

とツッコミがあるかもしれませんが、大まかなお金の流れをおさえておくことが大事で、先に貯蓄や投資のお金を確保しているのであれば、問題ないというのが僕の考え方です。

ただ、「これくらいの配分にしておきたい」と考えて項目ごとに目安として予算を決めておくのは良いことだと思いますね。

あと、よく一般的な家庭の平均だとか、家族構成ごとの平均だとかもありますが、もうこれはあまり気にすることはないと思います。
こんなの、家庭によって様々ですから。状況も価値観も。

ちなみに我が家は4人家族。
子供は息子2人で、高校生と中学生なんですよ。
その食費たるや恐ろしいことになるわけですが、じゃあ「平均よりだいぶ多いから削ろう」とか、あーー無理無理!!

無理です。

食費の節約ができない!という悩みって結構あると思いますが、食費の節約はしないというのもアリだと思っています。

ということで、生活費についてはあまり細かく項目ごとに考えず、家庭の状況や価値観に応じてトータル金額がおさまっていれば良いのではないかと思います。

野菜の写真

まとめ

というわけで今回は、家計の予算の組み方について書いてみました。
流れをまとめると、

・年間収入と月間収入を把握する
・年間固定支出と月間固定支出を把握する
・貯蓄額を決める
・投資資金を計上する
・生活費を算出する

となります。

繰り返しますが、大まかなお金の流れを掴むことが大事なので、細かい項目や金額にこだわらずに、楽しみながらやってみてくださいね。

そのためには、なるべく毎月の支出管理を「自動化」することも効果的です。

僕はマネーフォワードを使っていますが、本当に便利なのでおすすめです。

マネーフォワードと各金融機関やカードを連携させておき、日々の買い物も全部カードで済ませてしまえば、家計簿がほぼ自動で出来てしまいますし、予算管理も出来ます。

基本のメニューなら無料で使えます。

ちなみに月額わずかな金額でプレミアム会員になると、バランスシートなども出来てしまいます。僕はプレミアム会員として利用していますが、手間隙が全くかからないことと節約効果で、簡単にペイ出来てしまっています。

最初は無料会員で始めてみてもいいかもしれないですね!

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